2007年3月22日 ナレーターメルマガ48号より転載

奇跡!そう呼ぶしかない…
「売れてもないのに3つ目の大手事務所への所属」を勝ち取った亀子!
ひょんなことから最初の事務所に所属しすぐクビになり、まるで紫のバラの人(←ガラスの仮面)のような旦那はんの力添えで2つ目の事務所に所属し仕事のなさに自ら事務所をやめ、全てを失ってからたった1年でのV字回復であった!

大手事務所「小熊気分」!
小熊の総大将・太田巻庄助(おおたまきしょうすけ)に一年間尽くしてみせた亀子のまごころは、太田巻から「亀子を小熊に所属させるようにあたくしから言っておいたからね」というメールを呼び寄せたのだった!!

ボイスサンプル,事務所


○山上:亀子さん、太田巻師匠が開いている講談研究会の「チョベリバ!」では、すごく一生懸命古典の研究をされてましたもんね。技術的にも問題なしとして、太田巻師匠が推薦してくれたんでしょう?

◉亀子:嬉しいね。あとはやっぱり、太田巻師匠に奉仕してたからやないかな。うまく言えんけどウチ、お金も見た目もないから…労働力や時間を尽くしてたもん。なにかをいただくからには、なにかを提供しとかねアカンと思うてたから。

○山上:小熊に入ってからはどうでした?すぐに仕事につながったんですか?

◉亀子:業界そないに甘くおまへんヨ。所属したって仕事に「直接結びついてるわけではない」んおす。そのことは前の事務所『小金沢』でよくわかってたから。だからウチがまずしたんは『ウチという存在のアピール』。これは小金沢所属の売れっ子ラッパー・キリーDから教わったもっとも大事な事ですねん。

○山上:キリーD!そうでしたね。売れッ子にはちゃんと理由があって「私はここにいます。私はこういう事ができるし、こういう風にやっていきたい人間です」と、ボイスサンプルを使ってマネージャーにアピールし続けた、あの人ですね。

◉亀子:で、ウチまずは『ちょくちょくサンプルを持っていきやすい雰囲気作りを』を考えましてナ。まずは小熊気分の「社交ダンス部」に見習いとして入ったン。

○山上:え?!ずいぶんと遠回りな気がしなくもないですが…亀子さん社交ダンスなんて踊れましたっけ?

◉亀子:もちろん知らんから、一夜漬けでステップやら呼称やら覚えましたがな。

○山上:なんて涙ぐましい…(;´д⊂)

◉亀子:社交ダンスはポイント高いんですわ。体が近づけば心も近づきやすいし。まして小熊は社長も社交ダンス好きで。ウチは不幸やけど、そのネタを笑い話で話したら社長さんには気に入ってもろてね。

○山上:いやいや、それもこれも「話せる場」をみつけて、亀子さんがちゃんとそこに飛び込んだからですよ。そういう努力って、なんでか伝わりますからね。

◉亀子:ダンス部は楽しかったナ。最初こそ営業目当てで潜り込んだようなモンおしたけど、いつの間にかほんまに楽しなってきてネ。仕事で行くっていうより、楽しみに行ってたんよホンマ。練習後に皆さんに飲みに連れていってもろたりね。

○山上:へええ。

◉亀子:社交ダンスの関係で次第に共通言語が増えてきて、部の先輩方ともものすご話しやすくなって。事務所に出かけたときに部員と会うたらわいわい立ち話してくれたり。ウチ、友達もおらんかったから…

○山上:あの…で、仕事は…?サンプルは渡せたんですか…?

◉亀子:ええねんそんなん!楽しかったんやもん!!ウチ人生で初めて幸せな感じやったもん!


これまで日陰を歩き続けた女に、突如雲間から陽がさした夢の日々!
仕事そっちのけで、先輩方に混じってはチヤホヤされる日々を彼女は満喫していた!孤独にたった一人、ギリギリの人生を送らざるを得なかった彼女が、ほんの少しの幸せに舞あがってしまうことを、いったい誰が否定できようか!

しかしこの時、そんな亀子を遠くから冷ややかに見つめる視線が……

だが亀子は!ああ亀子は!!
生まれて初めて可愛がられ、まったく気づくよしもないのだった!この間の悪さをいったい誰が救えようか?!亀子の明日は…どっちだ?!

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