2007年1月18日 ナレーターメルマガ39号より転載

大手事務所「小金沢」で仕事がなくなり、いよいよ進退極まった亀子にさした一筋の希望への光!
それは、脱サラナレーター・スキクワさんにこっそりと教えてもらった大手事務所《小熊気分》へもぐりこむ方法!

亀子は、人生3度目の大手事務所所属をねらって、小熊気分の総大将《昭和最後の大物》と呼ばれる講談師・太田巻庄助(おおたまきしょうすけ)が開く講談研究会《チョベリバ!》へ潜入することとなった!!

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亀子 小金沢に『辞めます。探さないでください』と置き手紙をして、決別した後、その足で太田巻師匠に電話したんヨ。すると太田巻師匠、電話に出てくれたやおまへんか!ウチ、一部始終をお話ししたんおす。
もちろん『小熊気分にプッシュしてくんなはれ』とは言えまへんから…『冨城は、太田巻はんと同じくホンモンだす。だからウチもこの際、ホンモンちゅうもんをいっぺん肌に感じてみたいんおす!』とね。

山上 素晴らしい!びっみょ~うに嘘はついてませんよねw 全部本心ですから、熱意が、伝わるはずですよ

亀子 ウン。せやから太田巻はん『そこまで講談に熱い想いがおありなんだね。いいよ、明日からチョベリバの稽古にいらっしゃい』と。

山上 すげー!!

亀子 その日からは、毎日講談講談、古典古典の毎日やったなあ。例によって勉強もたくさんしたし、「寄り合い」があればかならず顔を出してね。発表会とかは率先して、お手伝いにかけつけたヨ。
《チョベリバ!》はね、ちょっと変わったところでネ…あくまで「研究会」であって事務所やないさかい…どんだけ出席したって仕事をふってくれる訳でなし。発表会に出演したってゆうても、当然ノーギャラやし。とにかく、求道の会なんよね。ウチは…どっちかというとよこしまな気持ちでチョベリバ入りした身分やから…正直、ギャラがないことが辛い時もあったヨ。でも、頑張った。

山上 あの太田巻師匠から、無料で直々に稽古をつけてもらえるんでしょう?これでギャラが出るなんておかしいですよヽ(`Д´)ノなにいってんスか!

亀子 うーん……でもいくら教わっても講談はサ、《ナレーションじゃない》からサ。ナレーション表現の一環として教わるぶんにはエエけど、《こうでなくてはダメ!ネ!》とか怒られるのは正直、困ったもんおした。なぜならば、太田巻は積み重ねてきた講談で、いま仕事をとれる。でもウチが講談を習ったところで、食べていけるようになるのは50年後ってことやおまへんか。そしたら、ウチ教わってることの意味を見失うんヨ…。

山上 実はこの頃、つまり太田巻師匠に拾っていただいて、毎週チョベリバ!の稽古に通われてた頃の亀子さんは、リアルタイムで知ってるんですよね僕。同じように僕もベルベットに拾ってもらって、都心に引っ越してきていて…僕は友達がいなくて、よく亀子さんと電話したりしてましたからね。
この頃は会えばかならず『ふう~古典キッツいわぁ~。』とこぼされてましたよね(笑)でも太田巻師匠への報恩の気持ちもあったし『太田巻師匠のために頑張る!』って言ってましたもんね。亀子さん、生活から将来からすべてをチョベリバに提供していましたし。発表会とかの動員なんかもキチンとお手伝いにいって…これを認めないほど太田巻師匠の器は小さくないですよ、見るとこ見てくれてたはずですよ。

亀子 そうやね、かれこれ1年以上は頑張ったやろか…

山上 そこで、太田巻師匠からきたんですよね?嬉しいメールが。

亀子 『【陸・亀子を小熊気分に所属させてやっておくれ】と私から小熊に言ってきましたヨ』ってネ!

事態は急展開!!
熱心な求道集団チョベリバ!にいともあっさり潜り込んだあげく、スキクワさんの描いた青図通りに、御大・太田巻の気持ちを動かしてしまった!
さあ~二度あることは三度あるのか?!それとも三度目の正直で亀子がようやく陽の目をあびるのか?!次回、太田巻からの驚愕のメールが嵐のように舞い込む!!
亀子の明日は……どっちだ?!

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