ナレーション専門,アドバンス,スクールバーズ,

2011年11月3日ナレーターメルマガ181号より転載

※この文章はスクールバーズで使うFacebookのアドバンスグーループでの議論の転載です。

=【問い】=
「一番確実なやり取りは、テスト一発目で自分が思う読み方で本気を出す」
しかし、とてもこだわりの強いディレクターさんなりプロデューサーさんの現場のときはどうするのか。


=【大窓王の答え】=

ある中堅ナレーターで必ずディレクターの意図やテイストを聴いてから読むひとがいました。本人はその要求に応えるべく懸命に読みます。しかしその実、上手くまとめようと小さな表現に留まるだけでした。要求に応える表現は、とっても器用な人でも70点の出来になります。不器用な人だと、泥沼に落ち込んでいく姿もたくさん見ました。このタイプで生き残っていく人はあまり見ません。

あるベテランナレーターは、ディレクターのテイストなどは問わずサクサクと自分なりのアプローチで読んでいきます。このタイプがもっとも多いタイプです。自分なりに読みながらも的確に応えられているプレーヤーは生き残っています。

ある売れっ子ナレーターは、一発目で自分なりの解釈をぶつけていきます。しかしそのほとんどにおいて「もっと普通でいいです」と返されます。でも稀に相手イメージを超えるナレーション表現が出来たときは、こだわりが強いディレクターやプロデューサーの心をも鷲掴みにできます。幾人かそんな瞬間から上に登っていくのを見て来ました。

こだわりの強いディレクターの場合は、最初からナレーションの意図やテイストを指示することがあります。その場合はその範囲でやらざるを得ません。それでももっと面白くできると確信できた時は、自分なりの表現で飛び込むべきでしょう。プロとして作品に参加する訳ですから。自己主張を押し通して作品を台無しにしろという訳ではありません。もちろん引くべき所は引きましょう。

気をつけないといけないのは、細かな指示の泥沼に入ることを避けることです。特に新人は狙われがちです。指示待ちの受け身のスタンスにいると容易に陥ります。そうならないためにも提案していくスタンスは有効なのです。あわせて現場の在り方なんかも関連してきます。

もし、現場が底なし沼に陥ったときは、頭を切り替え、ストレート、プレーンに読むことです。自分の身を守るテクニックも磨いておくことが大切です。

結論としては、やはりファーストテイクで、自分の持っている最上のもの、直感でつかめた最適な提案をぶつけるべきです。ファーストテイクで本気を出すからこそ、作り手とのコミュニケーションが始まるのです。

「相手の要求を超えること」
そこにナレーターが作り手の一端として、番組に参加する意義があるのだと思います。

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