HOME > ナレーション知識 > ナレーターメルマガ読み切り集 > vol.13・ナレーションの学び方(中編)

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2015年10月22日ナレーターメルマガ290号より転載

ナレーションを新たに学ぶ方のために。またプロでも、きちんと基礎を見つめ直したい方のために。前回は「聞く力、リサーチ、滑舌」とお話しました。
今回は「発声、コピー、録音」についてです。

【読みの基礎】発声とは響き

豊かに響く声「発声」とは声を体のどこに響かせるか。自分の声を響かせ、大きく出せるポイントを探っていきましょう。ナレーションにおける発声は、自分の中で最も「説得力」があるニュートラルな声、『地声』を探していくことです。

女性声優が使う「アニメ声」と呼ばれる「裏声」、また喉を閉めて高音を出す「ファルセット」。時折、女性アナウンサーやMCが番組全編を「ファルセット」でしゃべってたりします。高音なので声が通りやすい反面、感情が乗らず表現の幅が限られます。

これらは「説得力」あるナレーション表現には向いていません。音の変化が限られてしまうからです。これらも効果として部分で使う分には有効なのですが。

たまに自分の声が「裏声」や「ファルセット」であることに気づいていない方がいます。
ですので適切な講師のもとでチェックしてもらうことが大事です。ここを間違えたままだと元も子もありませんから。またプロほど定期的なチェックを怠っていません。ボイストレーニングのほとんどは歌がベースになっていますが、ナレーション専門の先生に発声をみてもらうことが大切です。歌うときと話すときは声が変わってたりしますからね。

【コピー】「型」を習得

リサーチしたナレーションをコピーしてみましょう。ナレーターとして一番効果的な練習方法です。絵におけるデッサンのような訓練です。”ひとまずの完成目標”があるのでピンときやすいかもしれません。いろんなナレーターのコピーを繰り返してその「型」を自分のものにしてみましょう。ここでは「聞く力」が大事です。オリジナルな個性表現は、コピーで「型」をマスターした先に生み出されるものです。

番組冒頭の”アバン”と呼ばれる2分程度でかまいません。原稿を書き起こし録画した映像に合わせてみましょう。ここで発声や滑舌の基礎力が試されます。

初心者は「誰をコピーすれば?」となるかもしれません。ひとまずは「あなたと似た年代の若手」で売れている人を。さらに「声、リズム感などが近い人」など選んでみてください。売れることにすこしは近づけるかもしれませんから。

「ベテラン大御所をコピー」するかたもいるのですが、当面はコピーすることも難しいでしょう。たとえコピーできたとしても、その技を使える現場にはなかなか出会えないでしょう。

声のトーンを真似るのではなく、”緩急””高低””強弱”を意識してみてください。”ブレスの位置”や”語尾”を合わせてみましょう。その人が持つ”リズム”を手に入れてみましょう。バラエティは意外に早く喋っていたりします。繰り返すうちにプロたちのテクニックや工夫、何を表現しようとしているのか。そのナレーターの”生理”がわかってくるはずです。

【録音】鏡に映す

コピーに限らず練習の際には必ず録音しましょう。とりあえずはスマートフォンで。ステップアップには自宅録音の機材を揃えて録音してみましょう。

録音なき練習は鏡のないメークと似ています。やっている”つもり”でも実際にはそう聞こえなかったりするからです。録音後、数日置いてから聞き直すとより客観的に聞くことができます。その時の思い込みではなく、新鮮な耳で聞きなおせるからです。

録音したものから、自分で弱点を発見できるようにしましょう。自分の耳でチェックし、弱点を克服できるようになれば、ナレーターとしての腕が一段上がったといえます。

一人でできることはこれまでです。ただ自己流の限界はあります。客観的にチェックしてもらうことが大切です。
次回書く「レッスン」でお話しします。(大窓王)

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