HOME > ナレーション知識 > ナレーターメルマガ読み切り集 > vol.12・ナレーションの学び方(前編)

ナレーター,収録,現場,youtube,映像,動画,収録,スタジオ,

ナレーター専門,スクールバーズ,ナレーションの学び方

2015年10月08日ナレーターメルマガ289号より転載

ナレーションを新たに学ぶ方のために。またプロでも、きちんと基礎を見つめ直したい方のために。「ナレーションの学び方」を数回に分けてお話ししていきます。まずは「聞く力」「リサーチ」「滑舌」からです。

【聞く力】ピュアに聞く

聞くことはナレーションと密接に関連しています。英語のように、聞き取れると話すことができるのです。「聞く力」はナレーションの重要な土台です。学びがすすむなかで、この「聞く力」が弱いとなかなか正しい方向にたどり着きません。ナレーション習得がうまくいかない人はこの「聞く力」が不足していることが多いのです。
テレビや音楽を楽しんで”聞く”のではなく『聞き分ける』ことのできる耳を鍛えましょう。『聞き分ける』とは”音を区別できる”ことであり、また”意味を理解する”ことでもあります。

セミプロの方で実際にあったケースです。「自作のボイスサンプルで、エコーがかかった状態の声が自分の響きだと思っていた」
笑えないケースですが、その音環境にずっといると、自分では気づけない恐ろしさがあるのです。

ピュアな音で聴いてみる。市販のほとんどのスピーカー、ヘッドフォン、イヤフォンは「音に色付け」がなされています。エコーをかけたり、やけに低音を響かせすぎたり、高音をキンキンさせたり。下手に高いものを買うより、iPhoneの白イヤフォンのほうが悪くはないです。音そのものを聞くにはモニター(スピーカー、ヘッドフォン、イヤフォン)が役に立ちます。SONY MDR-CD900STは日本のスタジオでモニターヘッドフォンの定番になっています。

最初は物足りなく感じますが、一ヶ月ほどして慣れると、他のスピーカーの色付けが濃すぎることがわかってくることでしょう。なににでもマヨネーズをかけて食べるより、塩だけのほうが素材の味がわかる感覚でしょうか。

【リサーチ】いまを知る

これからどんなナレーションをしていくか、それをリサーチしてみましょう。テレビ番組雑誌を買って様々なジャンルの番組ナレーションを聞いてみましょう。偏った番組ばかり見ていませんか?古いイメージのままになっていませんか?

「情報」「報道」「バラエティ」「ドキュメンタリー」「スポーツ」と、まんべんなくテレビ番組を観る聞くことによって、ジャンルごとのナレーションの特徴がつかめて来るはずです。ポストイットを貼りながら、ヒットしている番組や、いま売れているナレーター名もチェックしていくと、テレビ番組を観る意識が変わってきます。ここで前項の「聞く力」が大切になります。きちんと聞き分ける耳になっているでしょうか。

また各事務所のボイスサンプルもネットで聞くことができます。将来のライバルの動向もチェックしていくといいでしょう。これが自分がサンプルを作るときの「対策」になってきます。

【読み基礎】滑舌とはリズム

ようやくここでナレーターらしい練習になります。ナレーターとして最重要な基礎「滑舌」です。明瞭な「滑舌」は伝わりやすさにつながります。女性は比較的よく、男性が悪い傾向があります。これは言語を司る脳が関係しているのだと思われます。

「滑舌」は練習の効果が一番現れやすいものです。 滑舌を手にいれるための「早口言葉」は、早く喋ることそのものには意味がありません。同じ動きなら、数分で慣れてしまうからです。早口言葉とはストレッチなのです。早く喋ることにとらわれずに、一音ずつハッキリ口を動かしてみましょう。口の周りの筋肉を意識すること。人はものを食べるための閉じる筋肉はありますが「開ける筋肉」は意識しないとつきません。

「手術中」「出場」などは、単語だけなら簡単です。また定番の「あめんぼあかいな」や「外郎売り」も同じ練習法ではやがて慣れてしまうだけで、実践にはつながりません。

実際に使われている文章を明瞭に表現してみましょう。”ちいさな声”や”高い声””やりやすいスピード”なら、すぐできてしまいます。”張った声”や”地声””ゆっくり”や”巻いて”練習してみましょう。
================
「全日本選手権大会に女子として3連続出場後、二度の手術をのりこえ、彼女は北京で五輪出場を手中にした」
================
その番組に”必要な表現”での「滑舌」を使うことは、実践に役立つ練習法です。
「滑舌」を手に入れれば自在なスピードで話すことができるでしょう。自在なスピードは読みのリズムに関係します。「引き付ける」ナレーションには、自在なスピードそしてリズムが大事な要素です。

長文で練習するとわかるのですが、滑舌には発声も関わってきます。次回は「発声」についてお話しします(大窓王)

ナレーターを応援したいナレーターを応援したい







ナレーターたちの物語ナレーターたちの物語

ナレーター,ナレーション,知識,情報,ナレーター,ナレーション,知識,情報,

ナレーター,ナレーション,マネージャー,専門,事務所,ナレーター,ナレーション,マネージャー,専門,事務所,