HOME > ナレーション知識 > ナレーターメルマガ読み切り集 > vol.7 ナレーターと声優のボイスサンプルの違い

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2014年7月17日ナレーターメルマガ254号より転載

※この文章はナレーター専門ネット掲示板ナレーションの虎での議論の転載です。

=【問い】=
声優のサンプルとナレーターのサンプルでは、どのような違いがあるのでしょうか?
なんとなく違うなとは思うのですが、はっきりとはわかりません。
教えてください、お願いします。


=【虎からの答え】=

「声優とナレーターのサンプルの違いについて」いつか書かなくてはと思っていました(^_^;)
猪鹿蝶応募の方にも声優系ノウハウでサンプルを作られていて、TVナレーションのアピールの時は、せっかく個性的な声や幅広い表現力をうまく生かせてないのかな、もったいないなと感じることが多かったからです。声優に限らずアナウンサーやDJなどそれぞれの文化やノウハウがあります。わかるとは「いったん切り分けること」として、書きますね。

 ナレーションに求められるのは「説得力」です。声優に求められるのは「演じること」です。どちらでも、売れてるかたであればそれでいいのですが…説得力のためには『その人がみえる』と言いますか、読み手そのものの雰囲気が伝わるように地声をベースに喋りつつ、その上にさまざまな表現を加えていくことが求められます。声色もプレイスタイルも、一つでも構わないのです。
 対して声優では『声や性格をかえてたくさんの球種をアピールする』ことが求められていると思います。ですがナレーションにおいては結局プレイヤー自身がどういう人なのかが(演じ分けるほど)伝わり辛くなってしまうからです。
 絶対に誤解してほしくないのですが、声優に説得力がないというのではありません。演技中の説得力とはベクトルが違うというだけです。

 「読みの構築」についても異なる文化があります。声優の場合、登場人物になりかわるスタンスで原稿を読む性質上「自分を中心に表現する」ことが多います。しかしTVナレーションの場合、すでに映像があるところに原稿をのせていくので『イチゴショートケーキに砂糖をまぶしてしまう』ことも少なくありません。表現力豊かな人ほど、この罠にハマりがちです。
 ナレーションでの立ち位置は狂言回しです。原稿に描かれたことも程良く表現しつつ「前のシーンをどう受けて、どう次のシーンにつなぐか」といった「渡すスタンス」にも立っていなければいけません。(テクニック論もありますが、長くなるのでここでは割愛します)

 ナレーターがボイスサンプルに数パターン収録することがあるのは、これらの「シーンごとのつなぎをどう表現するのか」をアピールするためでもあります。たとえばひとつの番組であっても『煽り』『人物、場所、物などの解説』『泣かせるシーン』『予告』などです。

以上はあくまで基本的な考えかたです。すでにプロでやられている声優のかたであれば、ちょっと学べば、読みのスタンスのスイッチを切り替えるだけなんだとわかってもらえると思います。

文化の違いを理解しつつ自由に表現できるようになったら、いよいよオリジナリティーと呼ばれる領域です。つちかってきた表現力や演技力でナレーションを彩り「あなただから」と求めらる時です^^

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