HOME > ナレーション知識 > ナレーターメルマガ読み切り集 > vol.6 バラエティの「引き算」とは?

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2014年7月17日ナレーターメルマガ254号より転載

※この文章はナレーター専門ネット掲示板ナレーションの虎での議論の転載です。

=【問い】=
レッスンで「引くところは引けるようになるといいね」とアドバイスいただきました。
今までは声がしっかり出なかったこともあり、特にバラエティーでは前へ前へという意識で原稿に向かっていたので、うまく引くことができません。
テンションを保ちつつ、いい感じで引き算するには、どんなことを意識すればいいでしょうか?


=【虎からの答え】=

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃バラエティに於ける"足し引き" ┃
┃■投稿:大江戸よし々 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
(掲示板のものを抜粋、加筆しています)
自分も一時期"引き"の表現について悩んでいました。いくら頭の中で"引き"の意識を持っていたって、現在進行形で盛ってナレーションしてるもんだから、勢いが死んでしまうのが怖くて引くに引けない。(思いつきで)引いても、創り手の意図を考えずに引いちゃうもんだから、ナレーションに違和感が出ちゃったり…。

そこで自分の場合【事前に原稿に"足し引き”を記号で書き込むようにしました】視覚的に確認出来るのと出来ないのではだいぶ違うからです。声の大小だけでなく、高低・読みの早さ・厚み・間など。ゆっくり読む部分は波線~~とか。
最初は結構ぎこちない感じになるかもしれません。でもすぐに慣れますし、事前に考えて読むのと感覚だけで読むのでは大きな差が生まれます。しばらく続けてると書き込まずとも文章の流れだけで"足し引き"が透けて見えてきます。「ああ、ここがこの文章って事は、次はこのパターンだな?」みたいな!これはつまるところ、文章の理解力の向上でもあります!初見力も鍛えられるという、一石二鳥な方法です。ヤッタネ!

最初は一行から足し引きし、次は一ページ、次は一コーナ、最後は番組全体で足し引き。これが出来たら……これが…出来たら……!

大江戸にもこっそりそのコツ教えて下さい(^.^)

┏━━━━━━━━━━┓
┃伏線をはるイメージで┃
┃■投稿:山上智  ┃
┗━━━━━━━━━━┛
僕も読み手としては引いた表現とっても苦手です。エラそうなことは言えませんが^^;  スタジオバーズでのディレクターとして「この人うまいなぁ」と思った読みについて書きますね。

聴いてて面白いと感じる人の読みは、バラエティでも淡々としたドキュメントでも原稿の伏線部分を「さらっと」「でも微妙なたてかたをつけてあり」見せ場の文章がバチっと立っています。
同じ文章を新人が読んでグっとこない時は「全部たてすぎちゃってメリハリがなくなっている」ことが多いです。盛りすぎる表現はここが伏線ですよとネタバレしちゃってるようなものです。

「引く」ときくとなにかパワーをダウンさせるイメージがあるのですが、むしろ集中力はより張りつめ「巧妙に伏線を張っていく」イメージなんだと思います。人の注意をひく”読みの技術”には、声を張るなど以外にもいろいろあります。ほんのちょっと変な間をあけるだけで、聴き手は気になるものです。その「ちょっと」には”いまのセンス”が問われます。表現したいことを表現するためのプロレベルの基礎力も必須です。

ベルベットオフィスの先輩ナレーター高川裕也さんからは「何もしないということは何もしてない訳ではない」と教わったことがあります。また田子千尋さんは先日「創り手がイメージしている”盛り上がるまでの道筋”があるから、その通りに表現すればいい」とも仰っていました。

と、ここまで書いてなんですが、僕個人は、新人ナレーターなら基本的に「とにかく前へ前へ」で構わないとも思います。なんとしてでも現場に押し入るためにまずはなにかで胸を打たねば^^; ハングリーは伝わりやすいです。

いかがだったでしょうか「ナレーションQ&A」。
また「営業アピールについて」「キャスティングに向けて何をすべきか」「読みを進化させたい」など、”プロ”に近づくための質問も受付ています。ぜひ書き込みしてください。
ただしあなたが話す相手は最前線で戦うシビアな「虎」であることは忘れずに…^^;

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