HOME > ナレーション知識 > あおい洋一郎&佐藤賢治の「ナレーター虎の穴」 > 第2夜・ナレーターってどうやってなるの?(中編)

ナレーター目指してるからプロになった瞬間は何があったんだろう?

2010年2月11日ナレーターメルマガ133号より転載

ナレーター,あおい洋一郎,佐藤賢治,

洋一郎: ベルベットあおい洋一郎とアトゥ佐藤賢治がお送りする質問番組「ナレーター”虎の穴”」今週は『ナレーターってどうやってなるの?(中編)』です!

賢治: 前号では、役者系とアナウンサー系のパターンを紹介して、他にいわゆる王道の『養成所で認められて所属』ってケースを紹介したんですよね。でボクですが、養成所とかには行った事がなくて、最初はコミュニティラジオだったんですよ。比較的新しいパターンの「DJからナレーターへ」ですね。といってもオーディションを落ちまくった末に、コミュニティラジオに「社員」として入る、という形だった(笑)

洋一郎: そうなの!一概に「ラジオ」ていっても、コミュニティラジオはある意味特殊で、大変なんだってね。

賢治: 少なくともボクのいた所は思いっきり薄給でした(笑)他の局もだいたい似た感じじゃないかなと思います。交通費もほとんど出なかったし「ボランティア」とかいってよくタダだったりしましたよ。でもみんな「やりたい!」って思ってるから、タダでもやってましたね。

洋一郎: タダかぁ。みんな若手の頃は「タダでもいい、とにかく経験が積めれば…」って思うんだよね。でもタダはタダのぶんの自信や技術しか身につかなかったりするのも、人間ってもんなんだよな…

賢治: プロになった今から当時を振り返ると、そういう部分は確かにありますね。ボクの場合は社員ということで、喋りのキャリアよりも、制作の流れを覚える事ができたんですよ。とにかく制作費のない所で、出演者も雇えませんから、結局ボクが喋ることになって。構成を考えて原稿書いて、自分で喋ったらブースから飛び出てCMを出して…なんてやっていたので、「制作サイドの視点」は学べたように思います。
でもやっぱり『喋りだけに集中したい』と思って。それで、だんだんと……

洋一郎: あのさ「そのうちにだんだんと」っていう部分が、みんな一番知りたい所だと思うんだよね。その”だんだん”って、具体的にはどういう感じ?

賢治: たまたまボクがやってた番組っていうのが、「東京でラジオの仕事をもってるディレクターが地方のコミュニティで、趣味として作ってる」みたいな番組だったんですよ。そのディレクターが『佐藤くんバイトしない?』って感じですね。

洋一郎: つまり「引っ張り上げてくれる人」がいたんだ!それはラッキーだったね!

賢治: そうですね。他にもラジオ局のプロデューサーが、『音楽スポット(いわゆるCDやライブなどの宣伝)』の仕事をたくさん持ってたりしてて。テレビと違って、ラジオのCMはこれまた小さな仕事ですから、わざわざ高いお金を払って有名ナレーターにお願いできないんですよ。大手事務所なんかではグロスっていって、月単位契約で新人たちに仕事を順番にまわしたりするらしいんですが…それをボク一人でやったりしてました。もちろん同じ値段なのにボク一人でこなす訳ですから、膨大な量の原稿だったりしましたけどね。原稿が少ない日は、楽でよかったな(笑)この仕事は、経験になりました。フリーの立場で、なんだかんだでお金をもらってこなしていた仕事ですから。そしてこの仕事をしている内に知り合いから知り合いにつながったり。

洋一郎: ボクの場合は名古屋でずっと演劇をやっていてさ。地方のテレビは、お金もないしナレーター専門の人もほとんどいないからちょっと名のある地元の役者が番組ナレーションやCMナレーショ ンをやってたりするんだけど…その流れで、僕も自然とボイスサンプルを作ってたんだよね。で、バイト感覚でやった番組のオンエアを見て気に入ってくれた人がいてね。時々ナレーションの仕事をくれたりして。

賢治: やっぱ”出会い”なんですね。

洋一郎: ”人から人につながっていく”という感じだよね。さて、次回「ナレーターってどうやってなるの?(後編)」に続くぞ!

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