HOME > マネージャーの視点 > マネージャー小窓王の「改編の狼」 > #1 仁義なき戦いは突然に

ナレーター専門,マネージャー、番組改編期,

2006年9月28日 ナレーターメルマガ24号より転載

報道,ナレーター春と秋の番組改編期。
芸能界では覇権を争う芸能事務所の、仁義無き戦いが繰り広げられている。
勢力を伸ばそうとする新興事務所、さらなる拡大を目論む大手事務所。
権力とカネへの飽くなき欲求が、各事務所を激烈な戦いへと駆り立てる。

<8月中旬 NTV報道番組「きょうの出来事」>

ナレーター業界、仁義無き戦い・・・それは1本の電話から始まった。
杉本るみがレギュラーでやっている「きょうの出来事」担当AP(アシスタントプロデューサー)から夜22時過ぎの電話が鳴り響いた。APは遅い時間の電話に対して、少し申し訳なさそうに口を開いた。
「明日にでも会ってお話したいことが・・・」
「お急ぎですね、どんなご用件ですか??」
「それは直接あってお話を・・・」
微妙な時期だけに少し嫌~な予感がした。

番組が秋に終了するのは少し前の秘密のリサーチでその情報は得ていた。ただ同じスタッフでまた報道番組をやるとの話だったので、そのまま残るだろうと少し甘い期待もしていたのだ。翌日TV局に向かう途中、「リニューアル後も継続でお願いします」と言う淡い期待が3割、「これで終了です」と告げられる不安が7割。どきどきしながら報道フロアーに立ったのであった。大きな会議室の一室に通される。しばらくすると、初めて会う新任のPが颯爽とやってきた。

「実はこの番組9月一杯で終了して。そして日テレの社運をかけた新報道番組を立ち上げるんです!それに伴い、杉本さんとは秋までとなりました・・・いままでありがとうございました」

一瞬、頭から血の気が引いてくらっと来た。
う~半年前の杉本るみのあのスケジュールを調整した苦労は・・・泣き

混沌を極める、夜の報道番組戦争。すっかり報道の顔が定着したヒルズ古館組。斬新なカメラスタイルが売りで一大勢力に成り上がって来たお台場クリステル組。リベラルな主張がこの時代珍しく、長老から人気のある赤坂筑紫組。そして各組の激しい攻防に耐えながら老舗の番組看板を掲げ、変わらないスタイルを通し続けてきた汐留小栗組。それにしても54年も続いて来た由緒ある報道番組が一瞬にしてなくなるとは・・・。
覇権奪還を目指し、新番組にかける日テレが打つ手とは何か。

数日後、日テレから1枚のFAXが・・・そこには新番組「ZERO」のナレーター オーディションの要項と指定のニュース原稿が添付されていたのだ!

いよいよ新番組のナレーター跡目争いが!
そして、わたくし小窓王にとっても、ここからが仁義なき戦いの本番だった。ちゃらら~ん。

<解説>

オーディションと聞いて、なぜ仁義なき戦いなのか、簡単に説明を。
通常新番組のナレーターを決める場合。
◎ナレーターのイメージがある程度決まってる時は、イメージに近い人を指名で依頼が来ます。
◎イメージが決まって無い場合は、声の事務所、1社~4社に声をかけます。各事務所が候補を数人挙げてくるので、その中からサンプルCDを聞き、ナレーターを決めます。
ドラマや映画だとオーディションという言葉がよく使われますが、声の場合はサンプルCDを聞くと言う事が、既にオーディションなんです。ナレーター業界では今回のように、原稿を指定したボイスサンプルオーディションは極めてまれなケースなのです。

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